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銀行預金と新NISA、30年後に2000万円貯めるには毎月いくら必要?

2024年2月7日

こんにちは。NISA歴3年のNuuma(@Nuuma)です。

この記事では、30年で2000万円を貯めるのに必要な月々の金額について、銀行預金とNISAの場合の2つを比較してします。

老後に2000万貯めるのに毎月どれくらい貯金・投資をしたらいいのか気になりますよね。

結論から言ってしまうと「30年で2000万円を用意するのに銀行預金だと月額5.6万円が必要で、NISAだと半額以下!」

運用期間が長ければ長いほど投資の方が有利になるので、1000円でも2000円でもいいので、NISAがまだの人はまずはNISAをはじめてみましょう!

年金だけでは老後の生活費は足りない?

「老後のお金が足りない」という言葉はよく耳にすることはあると思いますが、実際に自分がどれくらい足らないか確認したことはありますか?

年金をいくら受け取れるかは「ねんきんネット」で確認することができます。

Nuumaの年金見込額

僕は年金8.9万円しかもらえないので、足りない分は自分でどうにかするしかありません。

老後の不足分を貯めるのに、銀行預金がいいのか、NISAがいいのか。シミュレーションしてみた結果を次で紹介しますね。
 

30年後に2000万円貯めるには?

30年後に2000万円を貯めるのに必要な毎月の入金額

銀行預金(金利0.001%)とNISA(金利5.0%)で、30年後に2000万円を貯めるのに必要な毎月の入金額は上のグラフのようになります。

5.6万円と2.5万円なので、倍以上違ってきますね。

銀行預金とNISAの違いは「利回り」になります。

超低金利時代と呼ばれる現代では、銀行預金は長期運用するのに全く向いていないことがわかると思います。

銀行預金のリスク

銀行預金の大きなデメリットは、物価の上昇(インフレ)にまったく対応できないことです。

貯蓄でお金を増やす方法だと、昨今の物価高に見られるインフレリスクを回避できません。メガバンクの1つである三菱UFJ銀行の金利は0.001%となっています。

一方で、総務省統計局が2023年4月に発表した「消費者物価指数」によると、モノの値段は2022年度と比べて3.2%上昇しています。

「銀行に1年間預けていても0.001%しか資産は増えないけど、1年でモノの値段は3.2%上昇している。」つまり、長期間預金を続ければ続けるほど、実質の資産はどんどん目減りしていきます。
 

もっと具体的に自分が必要な積立金額を知りたい

上では2000万円をためるための投資額について話しましたが、実際には将来に必要なお金は人それぞれです。

資産運用シミュレーション」を使えば、より具体的に目標のお金に達するまでに必要なお金を調べることができます。詳しく知りたい人は利用してみてください。

投資のリターンとリスク

「投資にはリスクがある」と言われますが、実際にどれくらいのリスクがあるのかを見てみたいと思います。

下のグラフは、僕がNISAで購入している「eMaxis Slim米国株式 (S&P500)」という商品の基準価格の推移になります。

リターンとは

グラフの左端、2018年7月3日に10,038円だった商品は、2024年2月5日は26,421円まで値上がりしています。5年半で約2.6倍になっています。

もし、2018年7月3日に「eMaxis Slim米国株式 (S&P500)」を1万円分購入していたら、2024年には2.6万まで増えています。

この価格の上昇が「リターン」となります。

リスクとは

全体を見ると右上がりのグラフになっていますが、2019年のところや2020年3月付近では、2018年7月3日の時よりも値が下がっています。

このように、投資では価格が下がることもあります。

購入した時よりも価格が下がってしまうことが「リスク」になります。

長期投資でリスク対策

株価は一日の間でも上がったり下がったりを繰り返しています。

日によっては上がるときもあれば、下がるときもあります。

ただ、長い目で見ると、右肩上がりに成長していっています。

この「長い目で見ると右肩上がりになる」のが「長期運用」のポイントです。

2022年は上がったり下がったりを繰り返していますが、2018年に購入していた人にしてみれば、プラスであることには変わりありません。
  

NISAを使っている人はどれくらい?

2024年1月から新NISAが始まりました。

新NISAに関するデータはまだ公表されていないので、旧NISAのデータになりますが、2023年9月時点で約2000万人の人がNISAを利用しています(金融庁「NISA・ジュニアNISA口座の利用状況調査」)。

国民の約6人に1人がNISAをやっていることになります。

あくまでも全国平均なので、都会や地方によってバラツキはあると思いますが、それでも6人に1人とは、予想よりもだいぶ大きい数字でした。

金融庁「NISA・ジュニアNISA利用状況調査」より著者作成

毎年3月のデータを使ってNISA利用者数のグラフを作成してみました。

利用者数は年々増えていっています。
 

まとめ

30年間で2000万円を貯めようと思ったら、銀行預金(0.001%)では5.6万円が毎月必要になります。一方で、NISA(5%)を利用する場合は2.5万円ですむので、毎月の入金額は半分以下になります。

長期運用では金利の影響が大きくなるので、銀行預金よりはNISAの方が少ない手出しで目標金額を貯めることができます。

投資未経験の方は知識が不足していることから「この状態で投資を始めても大丈夫だろうか」と不安になるかもしれませんが、「とりあえず始めてみて、運用しながら知識を増やしていく」というスタンスで、少額からスタートしてみてはいかがでしょうか。

実際、僕も初めは投資に対する不安が強かったのですが、「学ぶよりやって慣れろ」という意気込みで、試しに1000円からスタートしました。

初めて購入した投資信託は1000円(2019年4月)

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