「iDeCoに興味はあるけど、どこの証券会社がいいのか分からない…」
そんなふうに不安を感じている人も多いと思います。僕も、最初はそうでした。
でも実は、証券会社によって手数料や運用商品の種類が違うんです。
つまり、選び方次第で「同じ金額を積み立てても、将来の受取額に差が出る」ことも。
だからこそ、最初の証券会社選びって大事なんです。
この記事では、初心者にもわかりやすい選び方のポイントと、僕がおすすめする3社を紹介していきます。
iDeCo(イデコ)って何?
iDeCo(個人型確定拠出年金)は、
• 老後資金を自分で準備するための制度
• 毎月積み立てて、60歳以降に受け取れる
• 積立時も運用中も税金が安くなる、節税メリットが大きい
手続きはネットで完結できて、投資信託を選んでコツコツ積み立てていく仕組みです。まさに「将来のための自分年金」といえる制度です。
iDeCoでかかる手数料(一覧)
iDeCoでは、どの金融機関でも共通してかかる手数料があります。そのうえで、証券会社によっては「運営管理手数料」が上乗せされることも。
No | 項目 | 支払先 | 手数料 |
---|---|---|---|
① | 加入時(1回のみ) | 国民年金基金連合会 | 2,829円 |
② | 運用時(毎月) | 国民年金基金連合会 | 105円/月 |
③ | 運用時(毎月) | 信託銀行 | 66円/月 |
④ | 運用時(毎月) | 金融機関(証券会社) | 0〜500円/月 |
⑤ | 給付時(都度) | 信託銀行 | 440円/回 |
iDeCoを始める金融機関を選ぶときは、この運営管理手数料が無料かどうかが大事なチェックポイントです。④以外はどこの会社を選んで同額です。④金融機関のコストは選び方次第で変わります。
銀行で申し込むと損する?証券会社を選ぶべき理由
iDeCoは銀行でも申し込めますが、次の理由から証券会社をおすすめします。
• 銀行は運営管理手数料がかかるケースが多く、毎月のコストが割高になる
• 商品の選択肢が少なく、信託報酬が高めのファンドが中心になっている
• 投資についての相談ではなく、「営業色の強い提案」がされる可能性がある
一方、ネット証券なら運営管理手数料が無料で、人気の低コストインデックスファンドも選び放題。自分のペースで商品を比較しながら、じっくり選べるのも魅力です。
証券会社を選ぶときの3つのポイント
iDeCoの証券会社を選ぶとき、注目すべきポイントは次の3つです。
1. 手数料が安いこと
長く続ける制度だからこそ、手数料の差が資産に直結します。運営管理手数料が無料かどうかは必ずチェック。
2. 商品ラインナップが豊富なこと
インデックスファンドやバランス型など、選べる商品が多い方が有利。「eMAXIS Slim」や「SBI・V」シリーズがあるかも見ておくと◎。
3. サポートがしっかりしていること
ネット証券でもチャットや電話で対応してくれるところがほとんど。初心者が安心して始められる環境が整っているか確認しましょう。
【比較表】主要ネット証券のiDeCo対応状況
iDeCoを始めるうえで、どの証券会社を選ぶかはとても大切です。
ここでは、上で紹介した3つのポイントを踏まえて、人気・実績・使いやすさのそろった主要ネット証券を紹介します。
証券会社 | 手数料 | 商品数 | 向いている人 |
---|---|---|---|
SBI証券 | 0円 | 38本 | iDeCo口座人気No.1 |
楽天証券 | 0円 | 37本 | 楽天経済圏の人におすすめ |
マネックス証券 | 0円 | 28本 | ローコストの商品が充実 |
どこも運営管理手数料は無料です。迷ったら「使いやすさ」や「投資したい商品の種類」で選んでみましょう。
SBI証券を選んだ理由
NISAでは楽天証券を使っていますが、iDeCoではSBI証券を選びました。
理由はシンプルで、
• 商品が多くて選びやすい
• 手数料が無料
• 操作がわかりやすい
さらに、低コストのインデックスファンドが揃っているので、初心者でも安心して積み立てを続けられます。実際に始めてみると、管理画面も見やすくて、ネット上に情報も多いので安心感がありました。
よくある質問(Q&A)
SBI証券と楽天証券、どう使い分ける?
NISAとiDeCoで使い分けるのもおすすめ。NISAは楽天ポイントを活かせる楽天証券、iDeCoは商品数が豊富で将来の選択肢が広がるSBI証券が人気です。
銀行でも申し込める?
申し込めますが、手数料が高かったり、商品が限られていたり、営業色が強いこともあります。ネット証券の方が商品数も多く、手数料も安く、自由度が高いです。
商品は何を選べばいい?
iDeCoのおすすめの商品と注意が必要な商品について説明しています
▶ iDeCoのおすすめの商品比較途中で証券会社を変えることはできる?
可能です。ただし、移管手数料(約4,400円)がかかる場合があります。変更前後で商品のラインナップも異なるため、慎重に検討しましょう。
実際にiDeCoを続けたらどうなる?
僕のリアルな運用実績はこちらの記事で公開しています
▶ iDeCoの運用実績まとめを見る
まとめ:iDeCoは証券会社選びから始まる
iDeCoを始める第一歩は「証券会社を選ぶこと」。
選び方で将来の資産に差が出ることもあるから、ここは慎重にいきたいところです。
でも迷いすぎてスタートが遅れるのはもったいない。
まずは気になる証券会社のサイトをのぞいてみて、「これならできそう」と思えるところから一歩踏み出してみましょう。
楽天証券はNISA口座数No.1、SBI証券は総合口座数No.1という実績があるので、どちらも初心者にとって安心して選べる証券会社です。
▼ まずは口座開設から
iDeCoは毎月コツコツ積み立てていくもの。始めるなら早いほうが有利です。
老後になったときに「こんなはずじゃなかった!」と後悔ないように今からしっかり準備をしておきましょう。