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【初心者向け】iDeCoの商品はどれを選ぶ?失敗しない選び方とシミュレーション結果を公開!

2025年5月17日

はじめてiDeCoを始めるとき、たぶん一番悩むのが「商品選び」です。

「元本割れってこわい…」
「バランス型って何がバランスなの?」

「何を選べばいいのか、正直わからない…」

そんなふうに不安を感じている人も多いと思います。僕も、最初はそうでした。

だけど、実際に始めてみてわかったのは──

最初から正解を狙わなくても、しっかり増えていく仕組みはつくれる ということです。

この記事では、iDeCoで選べる商品の特徴や選び方、シミュレーション結果、実際の運用実績を紹介しています。初心者が迷わず商品を選べるよう、ポイントをわかりやすく整理しました。

おすすめのiDeCoの商品は3タイプ!特徴とおすすめ商品も紹介

iDeCoにはいろいろな商品がありますが、すべてを比較するのは大変です。 そこで、基本的な考え方として「タイプ別に分けて理解する」ことが大切です。

タイプ特徴向いている人代表的な商品
元本確保型利息はほぼゼロだが元本割れなしとにかく損したくない人あおぞらDC定期(1年)
バランス型株や債券をミックスして安定運用ほどよく増やしたい慎重派セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
株式型リスクはあるがリターンも大きい長期でしっかり資産を増やしたい人eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
iDeCoの商品タイプ4種

この3タイプを基準にすると、自分に合った商品が見つけやすくなります。

また、最初に選んだ商品が合わなかったとしても、あとから「スイッチング(資産の入れ替え)」で見直すことができます。スイッチングの手数料は基本無料です。

まずは大まかな方向性で選んでOKです。

iDeCoは、掛金が全額所得控除の対象となるため、運用中は住民税や所得税が節税されます。ただし、どの商品を選んでも節税額は変わりません。だからこそ、商品選びでは「どれだけリスクがとれるか」「どれだけ増やせるか」に注目することが大切です。

iDeCoで月1万円積立するとどうなる?リアルなシミュレーション

日々の積立が積み重なると、どのくらいの差になるのか──。

商品タイプ想定年利拠出額最終資産額増える金額
元本確保型0.2%360万円365万円+5万円
バランス型3.0%360万円577万円+217万円
株式型(インデックス)5.0%360万円826万円+466万円
iDeCoの商品別リスク&リターン

シミュレーションを見ると、運用年数や利回りによって大きな差が出ることが分かります。

とくに、iDeCoは60歳以降での受け取りが前提なので、「何歳で始めるか」が商品の向き・不向きに直結します。

長く運用できる人ほどリスクを取りやすく、短期間しか運用できない人は安全性を重視した選択が効果的です。

運用期間が短い人はどうする?元本確保型もアリ

iDeCoは60歳まで原則引き出せない仕組みなので、始める年齢によって運用期間が大きく変わってきます。

  • 35歳で始めれば、30年近い長期運用が可能
  • 一方、55歳から始めると、実質的な運用期間は5〜10年ほど

このように運用期間が短い人は、リスクを取って大きなリターンを狙うよりも、減らさず守ることを重視する「元本確保型」を選ぶのも一つの考え方です。

特に、60歳が近い方や定年を目前に控えた方にとっては、「大きく増やす」よりも「元本を減らさない」戦略が安心材料になります。

時間がある人は「リスクをとる余裕」もある

20〜40代のうちにiDeCoを始めるなら、“時間”が最大のミカタになります。

多少の値下がりがあっても、長期で積み立てればリスクは平均化されていきます。

長期間の運用ができる人ほど、株式型などのリスクを取れる商品を選びやすいのも事実。

「時間をミカタにつける」──この感覚を持っていると、資産運用がグッと楽になります。

ちょっと注意!iDeCoで選ばない方がいい商品もある

iDeCoはいろいろな商品が選べますが、実は「注意が必要な商品」もあります。

たとえば、こんな商品は慎重に。

商品タイプ注意ポイント
ターゲットイヤー型自動でリスクを落とすけど、手数料が高い。
株式型(アクティブ)手数料が高く、インデックスより成績が悪いことも多い
国内債券100%型安定してるけど、ほとんど増えない。税制メリットを活かせない
iDeCoで注意が必要な商品

中でもターゲットイヤー型はよく見かけますが、設定された年に向けてリスクを落とす仕組みなので、iDeCoの運用期間とズレると“もったいない”結果になりがちです。

僕が選んだiDeCo商品はこれ!初心者でも安心だった理由

僕は、次の2つを50:50の割合で積立しています。

  • ニッセイ外国株式インデックスファンド
  • SBI・全世界株式インデックス・ファンド

どちらも手数料が安く、分散が効いていて、iDeCoの「長期×積立×非課税」という特徴にマッチしています。

老後まで20年以上あるので「株式型」を選んでいます。また、受け取り時期が近付いたらタイミングを見て「元本確保型」に変えるプランも考えています。

公的年金のポートフォリオも参考に

ちなみに、日本の「公的年金」を運用しているGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)は、国内外の株式・債券にバランスよく投資しています。

2024年度の基本ポートフォリオは、「国内株式25%・外国株式25%・国内債券25%・外国債券25%」。 国も“分散投資”をしていると考えると、安心材料になりますよね。(出典:年金積立金管理運用独立行政法人「基本ポートフォリオの考え方」)

僕のポートフォリオは株式型(外国株と全世界株)に偏っているぶん、成長性はありますが、値動きが大きくなるリスクもあります。

その点、GPIFのように株式と債券を半々にする配分は、リスクと安定性のバランスがとれた設計です。iDeCoの商品配分に悩んだとき、参考にしてみるのもおすすめです。

実際にどれくらい増えてるの?

2021年7月にスタートして、もうすぐ4年目。最近の実績はこちらです(2025年4月26日時点):

  • 拠出総額:1,035,000円
  • 評価額:1,286,054円
  • 含み益:+251,054円(+24.2%)

詳しい運用記録やグラフはこちらで公開中

まだ途中経過ではありますが、堅実に積み立てを続けてきたことで、 これだけのプラスになっています。

投資初心者だった僕でも、「長く続けるだけで結果がついてくる」ことを実感しています。

まとめ:iDeCoの商品選び、迷ったときはここをチェック!

iDeCoの商品はたくさんありますが、大切なのは「自分に合ったものを選ぶこと」です。

ここでは、はじめての人でも迷わず選べるように、ポイントをおさらいしておきます。

  • iDeCoの商品は「元本確保型」「バランス型」「株式型」「REIT型」の4つに分かれる。
  • 運用期間が長い人は、株やREITを含めた成長重視の選択が効果的。
  • 運用期間が短い人やリスクが苦手な人には、元本確保型も一つの選択肢。
  • 手数料を考慮しても、インデックスファンドはリターンと安定性のバランスが良い。
  • 選ぶ際は要注意の商品もある(ターゲットイヤー型・アクティブ型・国内債券100%型)。

「失敗したらどうしよう…」と不安に思うかもしれませんが、iDeCoは長く続けることが何より大切。コツコツ続けることで、未来は変わります。

まずは、自分に合った一歩から始めてみましょう。

まずは口座開設から

iDeCoを始めるには、証券会社で専用の口座が必要です。 僕は「手数料の安さ」と「商品数の豊富さ」、そしてキャンペーンのお得さでSBI証券を選びました。

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楽天のサービスを利用する人なら楽天証券、dポイントをよく使う人はマネックス証券もおすすめです。

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この3つは、運営管理手数料が無料かつ商品数も豊富で、初心者でも安心して続けられる証券会社です。

老後になったときに「こんなはずじゃなかった!」と後悔ないように今からしっかり準備をしておきましょう。

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